お勤め先や
お散歩先、
家庭の中……
私が関わる人たちは
優しい人がいいから
「本当は……」の先を、
一緒に探します。

ある、お勤めを始めた時のこと。
私は、そこで出逢った人たちに驚き、悲しみ、絶望しました。
同じ場所で「お客様の幸せのためにサービスを提供する」という同じ目的を持った仲間、なのに…… 集まった仲間に対しては【優しくなかった】のです。
話しかけても無視。目を合わせない。人を嫌な気持ちにさせるような言葉をわざわざ使う。教えてもらっていないで間違えたことを「あなたはおかしい」と批判する。などなど。
自分自身が傷つけられた、と感じて悲しいというよりも、【表面お客様には接客をする立場の人が、裏側で身内にはきつい当たりをしている】というこの現実に、とてつもなく悲しい気持ちになったのです。
話は変わりますが、私の父と母は、私が中学生の時に離婚しました。
父は頭のいい人で、資格取得し開業し、家族のためにいろいろを叶えてきた人でした。でもお家では短気で、気分屋、自分のことでいっぱい、私からみた父はそんな人。
母は手先が器用で家庭的、感受性が豊かで繊細で、かと思えば好奇心いっぱいで、強気で。甘え下手。
父と母は、家ではいつも喧嘩、怒鳴り合い。
今ならなんとなく……父はきっと、母にもっと気がついて認めて褒めてもらいたかったんじゃないかなって思います。「大切なものを守りたいから、必死に頑張ってきたその強さ」を。ストレスを優しく癒してもらいたかったのではないかな。それとも、もっと可愛く甘えてもらいたかったのかなぁ。
母はきっと、不安な気持ちをもっと父にシェアして、1人じゃないことを味方でいてくれていることを感じたかったのではないかな。
私はこれって、もともとはどちらも【愛】からきていると思っているんですね。
大切なもののため戦ってきた父。みんなの幸せのため我慢をして、でも本当は父に甘えたかった母。
先のお勤め先の上司さんも父も母もみんな、最初からやさぐれていたわけではないはずなんです。最初は「大切な人を喜ばせたい」が絶対あったのに、いろんな寂しさやストレスでを1人で耐えてきた結果がこれなんだと思うんです。
こうでないと愛してもらえない
弱い自分を排除しなきゃいけない
私は愛されていない
と、どこかで思い込んでしまった。
でも「本当は……」。
私は、この「本当は……」を一緒に探していきたいと思っています。
【自分のことを知る】ということは、自分を大切にすることと同じ。
大切な人との対話がグチャグチャになりがちな方は、まずは自分理解を深めていくこと。すると、大切な人にどんな言葉を伝えれば良いのかが分かり、建設的な対話ができるようになります。
私とお話しされた方が、自分のことを理解でき、自分の【愛】をちゃんと認識したら……
この世界に「本当の優しい人」が出来上がる、と思っています。
私がもしまたお勤めする時には、優しい人に囲まれたい。
私の家庭には、優しい母、優しい父、優しい旦那さん、優しい子供……がいてほしい。
街で出会う人と、優しい言葉を交わし合いたい。
私の周りの人は、みんな優しい人がいい。笑
だから、私はカウンセリングを通して【ひとりで頑張ってきた方】の伴走をしたいんだなっと思っています。

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